概要
フェールオーバークラスタでは、増分バックアップが実行されない場合があります。
AIPは、ビットマップ情報を追跡するための $AIPMAP を作成します。このファイルには、ビットマップ情報とマシンIDが保持されています。
もしこの情報が引き継がれない場合は、リコンサイルまたは基本バックアップが行われます。
リコンサイルまたは基本バックアップが発生するシナリオです。
1) フェイルオーバーが発生する。
2) $AIPMAPに保存されているマシンIDは変わってしまいます。
3) リコンサイル機能が無効になっている場合、ベースのバックアップが行われます。
リコンサイル機能が有効になっている場合、リコンサイルバックアップが行われます。
4) 二回目からは増分バックアップが行われます。
これは仕様です。
フェイルバック後の動作も同様です。
この現象が発生するクラスタ。
- MSCS
- MSFC
- NEC CLUSTERPRO X
- EMC AutoStart
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