概要
バックアップが遅い場合は、ディスクの負荷またはネットワークによって発生する可能性があります。
そのような時のトラブルシューティングとして、パラメータを設定することで、パフォーマンスを調べることが出来ます。
インストールパス内のaip.iniを開き、[aipcopy]セクションにパラメータを追記してください。
*AIP2022 バージョン 7.0.0.8643から、この設定はデフォルトでオンとなっていますので、記事の対応は不要です。
[aipcopy]
profile_data_pipeline=1
パラメータを追加すると、情報は次のタスクログによって取得されます。
---タスクログ抜粋---
03/29/2018 02:10:47.069 [config] profile_data_pipeline=1
03/29/2018 02:10:47.069 actual threadcount 4
03/29/2018 02:10:47.070 actual packet_queue_size 4
03/29/2018 02:57:51.838 Busy for what:
STATUS_CREATE_READ: 0 / 18737 347
STATUS_CREATE_ZERO_UNUSED: 0 / 18737 0
STATUS_CREATE_CALC_CRC: 0 / 18737 15
STATUS_CREATE_DEDUP: 0 / 18737 0
STATUS_CREATE_COMPRESS_LZO: 0 / 18737 622
STATUS_CREATE_COMPRESS_ZLIB: 0 / 0 0
STATUS_CREATE_COMPRESS_eLZS: 0 / 0 0
STATUS_CREATE_ENCRYPT_RC5: 0 / 0 0
STATUS_CREATE_ENCRYPT_AES: 0 / 0 0
STATUS_CREATE_ENCRYPT_AES256: 0 / 0 0
STATUS_CREATE_WRITE: 0 / 18737 2869
------------------------
ログの見方
STATUS_CREATE_READ: 0 / 18737 347
---> イメージを作成する過程でスナップショットが読み取られた回数と時間です。
18737回の読み取りが実行され、347秒かかっています。
STATUS_CREATE_WRITE: 0 / 18737 2869
---> イメージを作成する工程で保存先に書込んだ回数と時間です。
18737回の書込みを実行し、2869秒かかっています。
この時間を比較すると、書き込み時間は約8倍です。
したがって、保存先が遅いと推測することができます。
解決策
NASの場合、ネットワーク、NASの負荷によると考えられます。
ローカルディスクの場合、ディスクコントローラーの書き込みポリシー、OSに負荷がないかを確認してください。
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