概要
一部の操作についてSP2で修正されておりますが、バックアップ、復元を行うと未初期化ディスクが初期化されてしまいます。
- GUI起動時 SP2以降で修正され初期化されません。
- diskinfoコマンド時 SP2以降で修正され初期化されません。
- バックアップ時 初期化されます。
- リストア時 初期化されます。
初期化は、バックアップ対象、未対象に限らずシステム内で認識されている全てのディスクが対象となります。
OracleのRACなどを構築されている環境で、ASMを未初期化の状態で使用している場合、バックアップやリストアを行うとASMのディスクが初期化されてしまいます。
parted -l を実行し、そのOS内に存在するデバイスのパーティションテーブルが unknown になっている場合、バックアップ、復元を行うと下記のようにmsdosタイプへ変更されてしまいます。
バックアップ前や復元前
Partition Table: unknown
バックアップ後や復元後
Partition Table: msdos
原因
AIP2018Linux SP2で修正は行われましたが、ビルドの問題で修正が一部含まれていませんでした。
解決策
下記より累積パッチをダウンロードしてください。
http://kb.s3.netjapan.com/AIP2018Update5_patch2004.bin.dl
パッチ適用の前提条件
このパッチは下記バージョンのみに適用できます。
- AIP2018Update5(5.1.9.5983)
パッチを適用する前に、AIP2018Update5(5.1.9.5983) へアップグレードしてください。
パッチのインストール手順
1) ダウンロードして任意の場所に保存して解凍してください。
2) ファイルに実行権限を付与します。
# chmod +x AIP2018Update_Cumulative_patch2040.bin
3) このbinファイルをターミナル上で実行してください。
上記パッチを含むCentOSベースの起動環境
ftp://ftp.netjapan.co.jp/aip/2018/linux/AIPBE_x64_Cent77(20200413).iso
対象製品
- ActiveImage Protector 2018 Linux
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