概要
ライセンス認証サービスActiphy Authentication Service(AAS)の導入における考慮点について説明します。
詳細
1) Actiphy Authentication Service(AAS)について
ActiveImage Protector の利用にあたり、AIPのインストール先がインターネットに接続されている環境であれば、インターネットを介して認証サーバーに接続しアクティベーションが実行されますが、インターネットに接続出来ない環境においては、AASをLAN内に配置することにより、認証サーバープロキシとしてAIPのアクティベーションが可能になります。
特にAIP2018でHyperAgentを使用する場合ですが、オフライン申請をしてもHyperAgentのオフラインキーは存在しないため、オフライン環境ではAASを使用して運用することが必須です。その場合、AIP2022にアップグレード後、技術資料のアクティベーションガイドを参照頂き、AASを配置しご運用ください。
2) AIPの認証メソッドの順序
AIPは、以下の順番でアクティベーションを試みます。初回のアクティベーション後は、1日1回の間隔でアクティベーションが自動的に行われます。
30日間アクティベーションが行われない場合、AIPのバックアップの機能は停止します。
再度アクティベーションが行われたタイミングで、バックアップの機能は自動的に回復します。
①ドメインDNS経由でAASに接続
ドメインDNS経由でAASと接続してアクティベーションが実行されます。
②AASにブロードキャスト接続
インターネットに接続されていない、且つ、ワークグループ環境においては、ブロードキャストによりAASと接続してアクティベーションが実行されます。
③弊社の認証サーバーに直接接続
インターネットに接続されている環境においては、直接認証サーバーに接続してアクティベーションが実行されます。
3) AASの設置
①スタンドアロン構成
ネットワークに接続されていないスタンドアロン構成においては、AIPをインストールしたマシンにAASをインストールすることにより、APIPA等のIPにブロードキャストしてアクティベーションが可能になります。
②ローカル認証
AIPをインストールしたサーバーにAASを配置アクティベーションが可能になります。なお、LAN内に複数のAASを配置した場合、ブロードキャストでのAASの検出が複雑になりますので、1セグメントに1つのAASの配置を推奨します。
対象製品
- ActiveImage Protector 2018
- ActiveImage Protector 2022
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