AIP2018 LinuxでWindows2003の共有フォルダにアクセスができない

概要

バックアップの保存先を選択する画面でWindows2003の共有フォルダや古いsambaの共有フォルダに接続できないことがあります。

原因

OSにインストールされたsambaでSMB1.0が無効になっているためです。

SMB1.0はsamba4.11以降で無効にされました。
https://www.samba.org/samba/history/samba-4.11.0.html

下記は samba4.11 以降がインストールされているＯＳです。
- RHEL8.x
- CentOS8.x
- SLES15.x
- OpenSuse15.x
- その他RHEL8.xのクローンOS

回避策

OSのsambaの設定でSMB1.0を有効にするとSMB1.0の共有フォルダにアクセスできるようになります。
*脆弱性のリスクがあるためお客様の責任において編集してください。
1) /etc/samba/smb.conf　の[global]セクションに [client min protocol] を追記し、[nt1]の値を指定します。

[global]
…
client min protocol = nt1

2) AIPサービスを再起動します。
# systemctl stop aipservice
# systemctl start aipservice

対象製品

- ActiveImage Protector 2018 Linux Update8