現象
AIP2016R2で重複排除バックアップをとると、Error 9999が発生することがあります。
12/20/2017 20:19:25.183 exception(0xc0000094) caught,starting block xxxxxxx, nbr of blocks:32, status: 50 Level=ERROR [0]
12/20/2017 20:19:25.183 ##### Pipe line encounter ERROR: 9999, last error code:0, xxxxxxx Level=ERROR [0]
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:
12/20/2017 20:19:32.289 {IDS_STRING3018}Exit Code: -701
原因
exception(0xc0000094) caught:
重複排除によるイメージ作成プロセスでは、一貫性のチェックにCRCが使用されます。
チェック時にブロック xxxxxxx のチェックサムは0を示しました。
これにより、例外エラーSTATUS_INTEGER_DIVIDE_BY_ZEROが発生します。
例外エラーは、ハードウェア、ソフトウェアの問題などによって引き起こされる可能性があります。
しかし、このエラーはAIPの問題によって引き起こされている可能性が高いです。
回避策
いずれかの方法をお試しください。
1) パラメータ追記
aip.iniをメモ帳などで開き下記セクションにパラメータを追加してください。
[aipcopy]
dd_save_blockcrc=0
*ただし、このパラメータを使用すると、重複排除処理は一時ファイルに書き込んで比較します。
そのためディスクI/Oの負荷が高くなりバックアップにかかる時間が延びる傾向にあります。
2) 標準圧縮に変更
スケジュールを編集して、標準圧縮に変更してください。
変更後は、増分継続が出来ませんのでフルバックアップを取ってください。
3) AIP2018へアップグレード
AIP2018ではこの問題が修正されています。
対象製品
- ActiveImage Protector 2016R2 Windows
- ActiveImage Protector 4
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