概要
ボリューム単位でバックアップしたイメージを復元すると、パーティションサイズがわずかに変わることがあります。
次の例では、[回復、EFI、Cドライブ]をボリューム単位でバックアップしています。
Eドライブはバックアップしていません。
- 復元前のパーティションレイアウト PartitionNumber DriveLetter Offset Size Type --------------- ----------- ------ ---- ---- 1 1048576 450 MB Recovery 2 472907776 100 MB System 3 577765376 16 MB Reserved 4 C 594542592 27.45 GB Basic 5 E 30063722496 2 GB Basic - 復元後のパーティションレイアウト PartitionNumber DriveLetter Offset Size Type --------------- ----------- ------ ---- ---- 1 1048576 128 MB Reserved 2 135266304 450 MB Recovery 3 607125504 100 MB System 4 C 711983104 27.45 GB Basic - 未割り当て領域をフォーマットした後のレイアウト PartitionNumber DriveLetter Offset Size Type --------------- ----------- ------ ---- ---- 1 1048576 128 MB Reserved 2 135266304 450 MB Recovery 3 607125504 100 MB System 4 C 711983104 27.45 GB Basic 5 E 30181163008 1.89 GB Basic
このようにEドライブが 0.11GB 少なくなってしまいます。
原因
UEFIでは、システム予約済みは隠しパーティションであり、ボリューム単位でバックアップすることはできません。
ディスク管理でも、「システム予約」パーティションは表示されず、存在しないように見えます。
復元時に128MBでシステム予約パーティションを作成してしまいます。
*AIP2018SP2M1以前のバージョンの既知の問題です。
そのため、未割り当て領域は小さくなってしまいます。
* Windows Server 2016 / Windows 10 では、システムの予約領域はデフォルトで16 MBです。
* BIOSでは、この問題は発生しません。
回避策
1) 同じパーティションサイズに復元させるためには、ディスク単位でバックアップを行うか、全てのボリュームを選択してバックアップしてください。
2) このサイズがずれる問題は、AIP2018SP2M2で修正されました。アップグレードを行ってください。
*いずれも復元する起動環境はWinPEベースを使用してください。CentOSBEでは、UEFIのベアメタル復元はできません。
対象製品
- ActiveImage Protector 2018SP2M1(5.1.1.5036) 以前のバージョン
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