概要
旧バージョンからAIP 2018 Update7(製品バージョン 5.1.11.6326以降) または AIP2022 へのアップグレードを行う際の注意点です。
Linux Editionは、アップグレードの際にシステム再起動は不要です。その他については、技術資料の各バージョンのドキュメント内、「Readme」または「必ずお読みください」の注意点をご参照ください。
Windows Edition/Linux Edition 共通事項として、AIP2018以前をアンインストールせずにAIP2022へアップグレードインストールを行うと様々な問題に遭遇する可能性があるため、AIP2018以前のアンインストール(アンインストール時の設定の保持は任意)後にAIP2022のインストールを強く推奨します。
AIP 2022の旧バージョンからAIP2022の新バージョンへアップグレードする場合
セットアップを実行してアップグレードを行ってください。
スケジュール設定を引き継いでアップグレードすることができます。
システム再起動は不要です。
※注意
Cluster Editionにおいて、旧バージョンからのアップグレードは下記のメッセージが発生が発生し実施できません。
旧バージョン(6.0.0.7292/6.5.0.7616)をアンインストールしてから最新版をインストールして下さい。
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ClusterEditionではタスク実行中にアップグレードをすることはできません。
タスク実行後に再試行してください。[OK]
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6.5.0.7616 から 7.0.0.8643へのアップグレードの場合、上記メッセージは発生せずにアップグレード可能です。
関連記事
ActiveImage Protectorのインストールまたはアンインストールが正常に行えない場合がある
https://actiphyhelp.zendesk.com/hc/ja/articles/47498051565337
FortiClientがセットアップされた環境でActiveImage Protectorのアップグレード処理が停止し続ける
https://actiphyhelp.zendesk.com/hc/ja/articles/37016165905817
AIP 2018 Update7以前からAIP2022へアップグレードする場合
1)設定を残してAIP2018をアンインストールします。アンインストールの時、
- AIP2018 Update7の場合、システム再起動は不要です。
- AIP2018 Update6以前の場合、アンインストール後にシステム再起動が必要です。
※設定はバックアップ、HyperBack (エージェントレス)のスケジュールのみ引き継げます。
それ以外のスケジュールは再作成してください。
※ポストバックアップの機能が動作しない場合、一度スケジュールを編集し、何も変更せずに次に進んでいき完了まで操作して下さい。
※AIP2018のHyperBackを作成するときに登録したハイパーバイザーは削除されますので、[環境設定]>[ハイパーバイザー]から再度登録を行って下さい。
※旧イメージとファイル命名規則が変わり、旧イメージファイルは自動で削除されないため、手動で削除ください。
2)AIP2022をインストールします。
※注意
以下の状況が確認されています。
・アップデート時に下記メッセージが発生する
AIP2018 update7をアンインストールせずにAIP2022 6.5.0.7616をインストールした場合、下記が表示されインストールできません。
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MSI インストーラーでインストールされた環境ではアップグレードできません。[OK]
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既知の問題で、今後のインストーラで修正を予定しています。
・AIP2018 update6以前がインストールされたまま、AIP2022をインストールしないで下さい。実施した場合、下記のメッセージがインストーラ画面に隠れています。
Alt+Tabやタスクバーに存在するアイコンから表示可能です。
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Uninstall NSIS Aip failed: 指定されたファイルが見つかりません。[OK]
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または、下記のBSODが発生する場合があります。
------------
停止コード:SYSTEM THREAD EXCEPTION NOT HANDLED
失敗した内容:Aip2.SYS
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更にこの状況で、AIP2018/AIP2022がコントロールパネルで両方入っているように見える場合、AIP2018をアンインストールしてシステムを再起動し、AIP2022をインストールして下さい。AIP2018/2022いずれもインストールできない場合、こちらからAIP2018のアンインストーラーをダウンロードし、uninstaller.exeをダブルクリックで実行してアンインストールしWindowsを再起動してください。その後にAIPのインストールを実施ください。
ブルースクリーンの現象はAIP2016以前からのアップグレードでも発生します。AIP2016以前では、コントロールパネルのプログラムの追加と削除等からAIP2016をアンインストールし、Windowsを再起動してからAIP2022をインストールしてください。
*AIP2018 Update6以前からAIP2022へアップグレードする場合、Update6以前のアンインストール時にシステム再起動が1度必要です。
また、スケジュールを引き継いだ場合、AIPコンソールのダッシュボードから、既存のタスクを右クリック>編集を選択し、何も変更せずに完了してください。
この操作後のスケジュールが-601で失敗する場合は、スケジュールを削除し、新規作成して下さい。
旧バージョンからAIP 2018 Update7へアップグレードする場合
- AIP2018 Update6 以前
セットアップを実行してアップグレードを行ってください。
スケジュール設定を引き継いでアップグレードすることができます。
システムの再起動が必要です。
尚、以下の現象が確認されています。
- AIP 2016/2016 R2のオンラインプロダクトキーの場合
AIP2018へアップグレードする場合、セットアップを実行してアップグレードを行ってください。
設定を引き継いでアップグレードすることができます。
システムの再起動が必要です。
AIP2022へアップグレードする場合、旧バージョンのアンインストール、システムを再起動後にAIP2022をインストールしてください。旧バージョンで設定を保持した場合は引き継がれますが、スケジュールが正常動作しない場合は再作成してください。
- AIP 2016/2016 R2のオフラインプロダクトキーの場合
AIP2018へアップグレードする場合、プロダクトキーを変更する必要があるため、設定を残してアンインストール、新規インストールを行ってください。
アンインストール後にシステムの再起動が必要です。
AIP2022へアップグレードする場合、旧バージョンのアンインストール、システムを再起動後にAIP2022をインストールしてください。旧バージョンで設定を保持した場合は引き継がれますが、スケジュールが正常動作しない場合は再作成してください。
- AIP 3.5
アンインストール後、新規インストールを行ってください。
アンインストール時にシステムの再起動が必要です。
スケジュールは再作成してください。
対象製品
- ActiveImage Protector 2018/2022
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