概要
DeployUSBで作成したUSBメモリから起動環境を起動すると下記のメッセージが発生し、使用することができません。
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このUSBドライブの設定が正しくありません。
キーを再試行するか再作成して下さい。
OSはシャットダウンします。
[OK]
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原因
通常、USBメモリは一意のシリアルを持っています。
しかし、起動環境でシリアルが正常認識しない場合、DeployUSBで作成したUSBメモリの判定ができないため使用できません。
解決策
下記よりUSBメモリのシリアルをチェックするツールをダウンロードして解凍後ご使用ください。
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/kb.s3.actiphy.com/new_kb_attachments/usbdevicecheck.zip
管理者権限でコマンドプロンプトを開いて実行します。
Windows 10 32ビット:
usbdevicecheck/x86/GetUsbInfo.exe <ドライブレター>
Windows 10 64ビット:
usbdevicecheck/x64/GetUsbInfo.exe <ドライブレター>
ドライブレターは、DeployUSBで作成したUSBメモリのいずれかのドライブレターを入力下さい。
コマンドのサンプルは添付フォルダー内のsample.pngを参照してください。
Serial:の項目の[]内が空白の場合、そのデバイスのシリアルが無い状況です。シリアルが表示されていない場合、USBの接続ポートを変えたり、USBハブに繋ぐと、シリアルが正常に表示されることがあります。
それでもシリアルが表示されない場合は、他のUSBメモリをご利用下さい。
2021/11/30追記:
以下の機種のUSBメモリーにて記事に該当する現象の発生を確認しました。
機種: BUM-3Dシリーズ 128GB
BUM-3E シリーズ 64GB
症状: シリアルチェックでシリアルが正常に拾えないことがあり、その状態で起動環境を作成し、起動環境でメージ取得後に再度起動環境を起動すると、記事のメッセージが表示され、復元できません。また、バックアップファイルの再作成が必要です。
この現象は特定のデバイスとOSの状態に依存するためソフト側では解決できません。記事のチェックツールで、該当USBのシリアルが正常時に起動環境を作成してください。
正常時のシリアル出力表示 - Serial: [21102170030072]
異常時のシリアル出力表示 - Serial: [・g・] 等
*このシリアル出力は、Win32_DiskDriveを使用し取得しているもので、コマンドプロンプトで "wmic path Win32_DiskDrive where interfacetype="USB" get SerialNumber"(ハイフン無し)を実行した結果に相当します。
異常時のシリアルを正常に出力する方法は確立できていませんが、USBポートを変える等で改善することがあります。正常時の状態を確認後、USBを抜き差しせずに起動環境を作成ください。
この現象は、[作成したデプロイメントUSBデバイスの更新]より、ライセンスの更新など行う場合にも発生しますので、同様にシリアルチェックを実施ください。
この現象は、一度復元を実施して、再度別の環境で復元でも発生する可能性があります。起動環境でシリアル取得の有無が発生した場合、ソフトウェア側ではどうすることもできませんので、USBメモリを別の機種に変更してご利用下さい。
この現象は特定のデバイスとOSの状況に依存するためソフト側では原因が不明ですが、今後のバージョンでは、シリアルが異常の状態で起動環境を作成する際、下記のメッセージを表示して、起動環境の作成処理を行わないようにします。
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選択したUSBデバイスのデバイス情報が正しくありません。
他のデバイスを選択してください。
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バージョン4.0からは、この記事に該当するUSBメモリーでも正常に認識できるような対策を行っております。
対象製品
- DeployUSB 2.2.1.472
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