概要
openSUSE や SUSE Linux Enterprise Server/Desktop の LVM 環境はイメージ復元後のシステム起動で grub rescueでエラーが発生し起動に失敗します。
これは、復元時のLVM作成を行う際に、LV UUIDが元のUUIDと変わってしまい、ブート時にgrub.cfgのLV UUIDと不一致となり見つからなくなってしまうことが原因です。
回避策
1) AIPBE(Linuxの起動メディア) からシステムを起動します。
2) LVM の[ / ]を BE のユーティリティ -- ローカルマウントでマウントします。
* SUSE LVM の場合 /mnt/system-root フォルダにマウントされます。
3) ターミナルで、EFIのパーティションと 3 つのディレクトリをマウントします。
UEFIの場合のみsda1をマウント # mount /dev/sda1 /mnt/system-root/boot/efi # mount --bind /dev /mnt/system-root/dev # mount --bind /proc /mnt/system-root/proc # mount --bind /sys /mnt/system-root/sys
4) ターミナル上の [ / ] を /mnt/system-root へ変更します。
# chroot /mnt/system-root
5) chroot 配下で下記コマンドを実行します。
UEFIの場合 # grub2-install BIOSの場合 # grub2-install /dev/sda * すでにエントリがある場合は、efibootmgr のエラーが表示されますが無視します。 # grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg * コマンド実行結果の最後に Done と表示されていれば復旧完了です。
6) システムを起動します。
対象製品
- ActiveImage Protector 2018 / 2022 Linux
コメント
0件のコメント
記事コメントは受け付けていません。