概要
過去のバージョンでは長らくCentOS7.x/8.xベースを採用しておりましたが、CentOSの今後の提供が不透明になったため
AIP2022のLinuxベースの起動環境は、Debianを採用することになりました。
このベースOSの変更により、下記の改善が施されています。
- 完全オンメモリ起動が可能
- ISOファイルのサイズの軽量化
完全オンメモリ起動
CentOSベースの起動環境は、完全にオンメモリ起動することができませんでした。例えば、DVDから起動した後にDVDメディアをイジェクトしてしまうとハングします。
Debianベースの起動環境は、完全にオンメモリ起動が可能となり、起動させてしまえば、DVDメディアをイジェクトしても操作が可能となっています。ただし、起動時にgrubメニューでtoramパラメータの追加が必要です。
ISOファイルのサイズの軽量化
CentOSベースの起動環境の場合、マイナーバージョンが上がる度に50~80MBの容量が増えていきCentOS7.4ベースでは1.06GBに対してCentOS8.3ベースでは1.24GBに肥大化しています。これは依存パッケージが増えているために組み込まれるパッケージ数も増えているためです。
Debianベースの起動環境の場合、使い勝手も両立するためにGNOMEデスクトップ環境を採用しパッケージを最小構成になるように調整してあります。
そのため、Debian11ベースでは981MBとサイズを軽量化しています。
対象製品
- ActiveImage Protector 2022
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