概要
下記のような条件で、起動環境が正常起動しない場合があります。
1) 旧バージョンのAIP をインストール済みの環境でActiphy Boot Environment Builder(BEBuilder)バージョン 1.0.3.342およびそれ以前で起動環境を作成した場合、WinPEベースの起動環境を起動すると下記メッセージが表示され使用できません。
---このアプリはお使いのPCでは実行できません--- ☓ このPCで使用できるアプリのバージョンについては、 ソフトウェア発行元に確認して下さい。 [OK] -----------------------------------------------
2) 最新のAIP2022 (バージョン 7.0.0.8643 以降)をインストール済みの環境上で、古い BEBuilder (バージョン 1.0.3.342 以前)で起動環境を作成し起動すると、下記メッセージが表示され使用できません。
---AIProtector.exe - システムエラー --- ☓ XXX が見つからないため、コードの実行を続行できません。プログラムを再インストールすると、この問題が解決する可能性があります。[OK] -----------------------------------------------
* XXX には、Qt5WebEngineWidgets.dll や MSVCP140_1.dll 等が表示されます。
原因
BEBuilderは、AIP2022で分離されたツールです。
BEBuilderは、AIPがインストールされているとインストールパス内に存在するバイナリを組み込む仕様となっています。
そのため旧バージョンのAIPや、最新のバイナリがWinPEベースの起動環境に組み込まれるため使用できなくなります。
回避策
1) AIPがインストールされていない環境にBEBuilderをインストール
2) AIPがインストールされている環境にBEBuilderの最新版(1.0.4.636以降)をインストール
対象製品
- Actiphy Boot Environment Builder
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