概要
Microsoft BitLocker で暗号化されたデバイスをバックアップする場合、バックアップの作成方式により以下の制限があります。
ホット バックアップ
- スマートセクター バックアップが可能です。
- このバックアップに対しては BootCheck が実行可能です。
- このバックアップを使用して復元を行った場合、復元後のデバイスでは BitLocker が無効の状態となります。
*この挙動は Microsoft ボリュームシャドウコピー サービス における Microsoft Windows の設計によるものです。
コールド バックアップ
- 暗号化されているデバイスではフルセクターバックアップしか行えません。
- このバックアップイメージに対しては BootCheck は実行できますがエラーとなります。
- IT Pro ではバックアップタイプの設定画面が表示されずフルバックアップで動作します。このバックアップイメージを使用して復元を行った場合、復元後のデバイスでは BitLocker が有効な状態が維持されます。
- 復元したシステム ディスクをバックアップ元以外のコンピューターに接続して起動を行う場合は回復キーが要求されます。
*これらの制限はコピー操作でも同様です。起動環境で BitLocker により暗号化されたデバイスをコピーした場合、コピーしたデバイスでは BitLocker が有効な状態となります。 - BitLockerを有効にしたフルバックアップを使用し、IT ProやDeployUSBのコールドでの増分バックアップは行えません。
対象製品
- ActiveImage Protecotor 2022
- DeployUSB 4.0
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