概要
ActiveImage Protectorを運用するためには、弊社アクティベーションサーバーへの接続を継続する必要があります。ご利用の環境がオフラインの場合、オフラインファイル(Virtual Editionでは不可)またはAASによる認証を行うことで、オフライン環境での継続運用が可能です。
アクティベーション不可の状況において、エージェント/エージェントレスいずれも30日の猶予期間があり(オフラインファイル認証を除く)、1日ずつマイナスされていき、猶予期間が0となった場合、永続ライセンスであってもライセンス切れと見做され、バックアップが動作しなくなります(制限モード)。その間に手動での認証または自動アクティベーションの定義に従ってアクティベーションが正常完了できた場合、猶予期間は30日に巻き戻ります。
ライセンスの状態は、AIPコンソールのライセンス画面である程度の確認はできますが、画面に表示されない項目があるため、AIPのコマンドと、AASの画面の見方についてご説明いたします。
ライセンス情報の表示
AIPコンソール操作
[環境設定] > [ヘルプ] > [ライセンス]
コマンド操作
Windows
AIPインストールパスのAipControl.exeをダブルクリックし、licensecheck と入力し Enter
Linux
/opt/Actiphy/aipcontrol を実行後、 licensecheck と入力し Enter
ライセンス情報の見方
*licensecheckの項目で説明。括弧はライセンス認証画面の項目に対応
*Virtual キーについて、それ以外のEditionと同一のパラメータは説明を省略
ActiveImage Protector (Virutal HyperAgentキー以外)
Product key(プロダクトキー) : プロダクトキー
Edition(製品名) : 購入したEdtition。Clusterなどの一部のEditionはServerで統一
Key type(ライセンスタイプ) : 購入ライセンスの種類
Purchase : 永続ライセンス
MSP : サブスクリプション
Trial : 評価版
Activate date : パッチ除く、製品インストール時の初回のアクティベーション日時
*AIP2022 ~7.0.3.8919 まで、AIPコンソールでは最後の認証成功日時を参照する不具合があり、
7.0.3.8919のアップデートパッチで修正。
Expire date : ライセンス切れとなる日時。AIPコンソールは次回の認証期限で参照していますが、7.0.3.8919のアップデートパッチで非表示となります。
Deactivate Limit : ライセンス切れとなるまでの猶予期間(日数表記)
Online result :
Last Activate date (最後の認証成功日時) : 最新の認証成功日時
License valid : ライセンス使用期限 永続ライセンスは 2037/12/31 09:00:00 と定義されています。
Support valid : サポート期限。 期限切れの場合有償サポートをお受けすることができません。また、ActveVisor 7.1.1.2563まで、この期限が切れていると管理画面でエージェントの管理/操作ができませんが、今後のリリースではこの制限の撤廃を検討しています。
License mode :
Current mode : 現在の認証モード
-1: 全て使用不可, 0: オンライン 1: AAS 2: ライセンスファイル
Online status : オンラインステータス
0: オフライン 1: オンライン
Detected AAS host : 検出された AAS ホスト
License file : ライセンスファイル
0: 登録なし 1: 登録あり
ActiveImage Protector (Virutal HyperAgent。HyperAgent Basic Edition以外は他Editionと同じ為略)
HyperAgent Basic Edition :
Max hosts (ライセンス総数) : ライセンス総数
Used hosts (ハイパーバイザー) : 登録済みのハイパーバイザーの数。ライセンスの定義などはヘルプのインストール>アクティベーションの項を参照下さい。
Self-Max : 自己バックアップの最大数
Self-Used : 自己バックアップの有無。
導入したPCの自己バックアップ(エージェントバックアップ)ができない場合は、HyperAgentキーの自己バックアップ機能の移行についてを参照してください。
ActiveImage Protector (Virutal 仮想ゲストキー,画面イメージのみ)
AAS
Virtual HyperAgent
中央のポップアップ画面(左パネルの登録済みプロダクトキーのマウスオーバーで表示)
認証可能数:ハイパーバイザーの認証可能な最大数
認証済み:AIPで登録されたハイパーバイザーの台数
Virtual 仮想ゲストバックアップ用
中央のポップアップ画面(左パネルの登録済みプロダクトキーのマウスオーバーで表示)
認証可能数:ホストキーで登録したハイパーバイザー上のゲストにAIPをインストール可能な台数(現在、申請フォームでどの数字を入力してAASバンドルファイル作成しても無制限となります)
認証済み:AIPがインストールされ認証されている総数
AASの右パネルの各項目は共通
ホスト名 :AIPをインストールしたホスト名
IP アドレス:AIPをインストールしたホストのIPアドレス。OSが最初に認識したIPアドレスを表示
製品(バージョン): インストールしたAIPのバージョン
初回認証日時:パッチ除く、製品インストール時の初回のアクティベーション日時
最新認証日時:最新の認証成功日時
次回認証までの残り期限日数 ; 期日 : ライセンス切れとなるまでの猶予期間とライセンス切れとなる日時
この記事はAIP2022 7.0.3.8919およびAAS 2.0.3.378を基に作成しています。
AIP2018からはライセンスの仕様が変更されましたが、licensecheckコマンドの出力内容は殆ど同じです。
対象製品
- ActiveImage Protector 2022
- Actiphy Authentication Service(AAS)
コメント
0件のコメント
サインインしてコメントを残してください。