概要
トラッキングドライバーモードは1つのボリュームに対しスケジュールは1つしか作成できない仕様ですが、下記のようなスケジュールが有効のまま作成できてしまいます。
スケジュール1 DISK0を選択
スケジュール2 DISK0内のレター無しボリュームのみ選択
上記のスケジュールの動作例:
スケジュール1 フル
スケジュール1 増分
スケジュール2 フル
スケジュール1 フルまたはリコンサイルの増分
スケジュール1 増分
スケジュール2 フルまたはリコンサイルの増分
各スケジュールの動作で、対象となるボリュームのトラッキングは上書きされてしまい、正しく増分は行えずに、フルまたはリコンサイルの増分が動作してしまいます。ただし、作成されたイメージファイルを使用することは問題ありません。
原因
既知の問題です。
本来、下記のようにスケジュール作成時に制御する必要がありますが、それができていません。
回避策
1つのボリュームに対し複数のスケジュールを組む場合、トラッキングドライバーモードのスケジュールは1つ以下にして、他のスケジュールはCBCモードで作成してください。
「2保存先の指定」>高度な設定 --- 変更ブロックトラッキングモード で変更可能です。
デフォルトはトラッキングドライバーモードですが、7.0.0.8643以前からAIPをアップグレードしスケジュールを引き継いだ場合、そのスケジュールはCBCモードです。
尚、スケジュール作成後の編集において、変更ブロックトラッキングモードはラジオボタンがグレーアウトされ変更できませんので、新規にスケジュールを作成してください。
AIP2022の変更ブロックトラッキングモードは 7.0.0.8643で実装されました。
パッチバージョン 24.7.31.2 で修正されました。
対象製品
- ActiveImage Protector 2022 7.0.0.8643以降
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