概要
ActiveImage Protector 2018 Linux版でAuditが有効な環境でファイル復元を実施するとAIPコンソールがハングします。イメージマウントとファイル復元で回避策が異なります。
原因
既知の問題です。
回避策
現象発生後、下記の手順を実施下さい。
イメージマウントを実施した場合
1) ターミナルを起動、下記コマンドを実行し、mountコマンドを実行しているPIDを検索します。
#ps aux |grep aip
上記画面での PID は 5414 です。
2) strace を実行します。
#strace –p 5414
そのまま少々お待ちいただくと、AIPコンソールのイメージマウント処理が正常に完了します。
ファイルのコピーなどが行えるようになります。
イメージのアンマウント処理は、特別な操作なく行えますので、AIPコンソールからアンマウントを実行ください。
ファイル復元を実施した場合
1) ターミナルを起動、下記コマンドを実行し、ファイル復元を実行しているPIDを検索します。
#ps aux |grep aip
上記画面での PID は 12521 と 12527 です。
2) kill -9 PIDで、各プロセスを kill します(順不同)。作業中、AIPコンソールに下記のメッセージが表示されまた場合、 OK で閉じます。
#kill -9 12521
#kill -9 12527
3) ファイル復元時のマウント情報が残存しているので、アンマウントし、フォルダーを削除します。
上記の画面では、 umount /tmp/aipmnt-rf1-RxUIugPa.flat でアンマウントを実施。
#umount /tmp/aipmnt-rfX-XXXXXXXX.flat
#rm -fr /mnt/aip
ターミナルを閉じてアンマウントのマウントポイントがわからなくなった場合、dfコマンドの下記出力で確認可能です。
df: `/tmp/aipmnt-aipmnt-rf1-RxUIugPa.flat': 通信端点が接続されていません
ファイル復元を実施する場合は、事前にAuditを無効にしてください。
対象製品
- ActiveImage Protector 2018
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