概要
デプロイ用USBメディアの正常性を確認する方法のご案内です。
復元用USBメディアの作成を開始すると、すぐに開始前の画面に戻り、処理が行われない場合があります。ログには下記が記録されています。
MainXXXX_XXXXXXXXXX.log
07/31/2024 05:59:33.144 MakeUsbDevice: Failed on get source GUID of 1st volume
原因
Windows APIを用いてデプロイ用USBメディアの1番目のボリュームのGUID情報を取得し、復元用のUSBメディアへデータコピーを試みますが、何らかの理由でGUIDの取得が失敗しコピーができない状況です。GUIDを確認する方法は以下の通りです。
GUIDの確認手順
1) 記事の下部からファイル CheckUsbVolume.zip をダウンロードし、展開します。C:\test\CheckUsbVolume.exe と配置するとします。
2) デプロイ用USBメディアを挿入します。
3) Windowsのスタートメニューを右クリック > ディスクの管理 等でディスクの管理画面を開き、2)のUSBのディスク番号を確認します。下記画面では、ディスク 1 がデプロイ用のUSBメディアです。
4) 管理者権限でコマンドプロンプトを開き、下記コマンドを実行します。
CheckUsbVolume.exe <デプロイ用USBメディアのディスク番号>
今回の手順例では下記のように実行します。最後の行にあるようなGUIDが出力されていれば正常で、復元用USBの作成が行えます。
C:\WINDOWS\system32>c:\test\CheckUsbVolume.exe 1
Disk number : 1
Bus type : 7
Device type : 0
Removable media : Yes
Vendor ID : I-O DATA
Product ID : USB Flash Disk
Revision : PMAP
Serial number : [0975018220C0]
PnP device ID : 07082cbb85969512&0#{53f56307-b6bf-11d0-94f2-00a0c91efb8b}
USB device type is memory with uEFI
Volume GUID for 1st partition : First partition number is [1]
Volume GUID for 1st partition : Volume GUID is [\\?\Volume{c05d93a0-4fbc-11ef-ad89-d46d6dbcdf8a}]
*この事例では確認の簡易化の為デプロイ用のUSBのみ挿入していますが、復元用のUSBも挿入した状態でデプロイ用USBのGUID情報の確認を推奨します。復元用のUSBについて、UUIDの確認は不要です。
上記以外の表示が出力された場合、対象の環境でデプロイ用USBメディアとして正常に認識できていません。その場合、以下のいずれかの方法で改善を試みてください。
・対象のUSBデバイスに排他アクセスする可能性のあるアプリケーションを起動しない、または無効にする
・USBデバイスの接続し直しや、接続するUSBポートを変更する
・別のPCで復元用USBを作成する(複数のPCに製品をインストールし使用することは問題ありません)
・デプロイ用のUSBメディアを別のUSBメディアに変更する
既存のイメージファイルを使用し、デプロイ用のUSBメディアを別のUSBメディアに変更する手順は以下の通りです。
デプロイ用のUSBメディアを別のUSBメディアに変更する手順
※この作業は 手順2) でデプロイ用ライセンスが必要のため、ご購入のライセンスをキッティングで使い切っている場合には実施できません。その場合は、弊社サポート窓口にご連絡下さい。
1) デプロイ用のイメージファイル(.aivファイル)を、ActiveImage Deploy USBを起動する環境のデスクトップなどにコピーします。
*イメージ ファイルは、メディア内の2番目のボリューム(Image Data)に保存されています。このイメージ ファイルを組み込む際にドライブ レターが割り当てられていない場合は、ディスクの管理でボリュームにドライブ レターを割り当ててから指定してください。
2) ActiveImage Deploy USBを起動し、デプロイ用 USB メディアの作成 を選択します。
デプロイ用イメージオプション内のラジオボタン「このUSBメディアに既存の”デプロイ用イメージ”を組み込む」を選択し、「...」をクリックして 1) のイメージファイルを選択します。後は通常のデプロイ用のUSBを作成する操作を行って、デプロイ用USBメディアを作成します。
3) "2)"のデプロイ用のUSBデバイスを使用して、復元用のUSBを作成して下さい。
対象製品
- ActiveImage Deploy USB 4
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