概要
Hyper-Vの仮想マシンに対してHyperBackを行う際、ハイパーバイザーの登録に使用するアカウントは、通常はビルトインのAdministratorを指定してください。
ただし、ドメイン環境でセキュリティの都合によりAdministratorアカウントが使用出来ない場合は、以下の方法をご検討ください。
*ワークグループのHyper-Vではadministratorのみ使用可能です。
回避策
1) Domain UsersもしくはDomain AdminsのユーザーアカウントをHyper-VホストのローカルAdministratorsグループに追加する
2) HyperAgent側のAIPでRCTHelperのチェックを外す
[環境設定 > HyperBack設定 > オプション > トラッキング方法 > [ Microsoft Resilient Change Tracking(RCT)を使用する]のチェックを外してください。
3) 1)のアカウントでハイパーバイザーの登録を行う
* administrator以外のアカウントではHyper-Vホストに対して補助ツールのプッシュインストールに失敗するため、後述するCBC方式で増分バックアップを行います。
* RCT(Resilient Change Tracking)はWindows Server 2016より実装されたトラッキング技術です。
* RCTを使用しない場合は、AIPのCBC(Changed Block Comparison)によりトラッキングされます。
* CBCを使用する場合は、Bitmapの変更点を比較するため、RCTを使用する場合に比べてバックアップにかかる時間が長くなる傾向があります。
対象製品
- ActiveImage Protector 2022
コメント
0件のコメント
サインインしてコメントを残してください。