概要
HyperBootで作成した差分ファイル(.aix)を使用してActiveImage Protectorで復元を行う方法を案内します。
まず、「HyperBoot設定」画面で、変更の保存場所の下にある下記の項目を有効にします。
・[イメージの起動設定を削除するときに HyperBoot の復元ポイントを削除しない]
変更の保存場所 については任意です。
デフォルトは下記に差分ファイルを保存します。
HyperBootインストールパス\RecoveryPoints\HB-クライアント名_UUID\
[元のイメージ セットと同じ場所に保存する]を有効にした場合、下記に差分ファイルを保存します。
ActiveImage Protectorイメージファイルのパス\HB-クライアント名_UUID\
HyperBootからゲストの初回起動時の差分ファイルは拡張子 .aix.000 となり差分ファイルとして取り扱えませんが、ゲストをシャットダウンすると .aix にリネームされ、差分ファイルとしてActiveImage Protector で使用可能となります。
HyperBootから仮想マシンのVM設定を削除するまでは、このゲストを起動しデータを書き込むと、保存場所の差分ファイル (.aix.000 または .aix) に差分データが書き込まれます。
データを書き込んだ差分ファイルを使用する場合は必ずゲストをシャットダウンしてからご利用ください。
差分ファイルを利用しActiveImage Protectorで復元を行いたい場合は、対象の.aixファイルを、HyperBootを行ったイメージファイル(.aiv/.aii)と同じフォルダーに移動します。
この操作により、ActiveImage Protector の復元操作で対象の.aixが復元ポイントに追加され、復元可能になりますので、指定し復元操作を行ってください。
必要がなくなったらこの差分ファイルは手動で削除下さい。
尚、HyperBootでゲストを起動する時、以下のパスに仮想ディスクのテンポラリを作成しますが、ディスク上のサイズは 0kb で空きを枯渇させることはありません。HyperBootを起動する時、ハイパーバイザーのゲスト側に対しても同じようなファイルおよび各設定を作りますが実サイズは大きくありません。HyperBootでゲスト起動後にデータ書き込みで実データの拡張が発生するのは差分ファイルが主となります。
HyperBootインストールパス\HyperBoot-temp\HB-クライアント名_UUID\
また、HyperBootの対象ゲストをシャットダウンすると、上記フォルダー内のファイルおよびハイパーバイザー側のゲストは自動で削除されます。
対象製品
- HyperBoot
- ActiveImage Protector
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