概要
既存のイメージファイルを使用してデプロイ用USBメディアの作成とUSBメディアの更新を行う方法のご案内です。
下記のようにデプロイ用USBに3つのイメージファイルを作成したとします。
フル (拡張子.aiv)、 増分 (拡張子.aii) です。
イメージファイルは、USBメディアの2番目のボリューム(ラベル名 : Image Data)のルートに存在します。レターが割り当てられていない場合、Windowsスタートメニューの右クリック>ディスクの管理からディスクの管理画面を開いて、Image Dataのボリュームを右クリック>ドライブ文字とパスの変更より、ドライブレターを割り当てて参照してください。
DeployUSBやDeploy Media Creatorで作成したイメージファイルは、ファイル名をリネームすると正常に復元できなくなる可能性がございます。
また、デプロイ用の作成などの際、旧イメージを削除する処理をするので、複数機種のマスターイメージをImage Data内に保存し管理することは非推奨です。
複数機種のマスターイメージをローカルにコピーし管理する場合は、わかりやすいフォルダー名を新規作成し、イメージファイルをコピーして、必要に応じて参照下さい。
デプロイ用USBメディアの作成
準備
コピー元のイメージファイルとコピー先のUSBメディアを準備します。コピー先はディスクをフォーマットするので必要なデータは事前に退避してください。また、ディスクフォーマットにより、デプロイ用のライセンスが残っている場合は消失しますのでご注意ください。
コピー元のイメージは、作成時のデプロイ用USBを挿入するか、または上記の3つのファイルをデスクトップ等にフルと増分のすべてのイメージをコピーしても参照可能です。フルと増分が存在する場合、イメージファイルは全て同じフォルダーにコピーして下さい。
手順
1) ActiveImage Deploy USB または Deploy Media Creatorを起動します。
2) デプロイ用USBメディアの作成を選択します。
3) デプロイ用イメージオプションエリアの 「このUSBメディアに既存の”デプロイ用イメージ”を組み込む」を選択します。右の参照ボタンをクリックし、イメージファイルのパスを参照します。上記画像でハイライトした増分ファイル(2つ目の増分ファイル)を選択したとします。
4) その後の操作を進め完了すると、デプロイ用USBメディアにはフルと増分の3つのファイルがすべてコピーされたデプロイ用の起動環境が作成できます。
尚、イメージファイルのパスで参照した後、フルを選択した場合はフルがコピーされます。1つ目の増分を選択すると、フルと1つ目の増分がコピーされます。作成したデプロイ用USBメディアでデプロイすると、コピーしたフル+増分までを復元します。
USBメディアの更新
準備
コピー元とコピー先のUSBメディアを準備します。コピー先はデプロイ用のキーで起動環境が作成されている必要があります。
DeployUSBの場合、コピー元とコピー先が別のデプロイ用のキーで作成されている場合は後述の 注意1 をお読みください。
Deploy Media Creatorの場合、別のプロダクトキーのUSBメディアはグレーアウトされます。コピー元のUSBメディアがデプロイ用の場合は、コピー先のUSBメディアのみ挿入してUSBメディアの更新画面を開き、キーを自動検出してからコピー元のUSBメディアを接続してください。
コピー元のイメージは、作成時のデプロイ用USBを挿入するか、または上記の3つのファイルをデスクトップ等にフルと増分のすべてのイメージをコピーしても参照可能です。フルと増分が存在する場合、イメージファイルは全て同じフォルダーにコピーして下さい。
1) ActiveImage Deploy USB または Deploy Media Creatorを起動します。
2) USBメディアの更新をクリックします。
3) 組み込まれているイメージファイルを置き換える にチェックを入れ、参照ボタンからイメージファイルを参照します。上記画面の増分ファイル(2つ目の増分ファイル)を選択したとします。
4) 更新するUSBメモリーを選択し、「更新」をクリックします。下記のメッセージが表示されるので、問題無い場合はOKをクリックします。
更新処理が始まり、処理が完了すると、更新したデプロイ用USBメディアにはフルと増分の3つのファイルがすべてコピーされた起動環境が作成できます。
尚、フルを選択するとフルがコピーされます。1つ目の増分を選択すると、フルと1つ目の増分がコピーされます。
注意1
USBメディアの更新を行う際、挿入されている複数のデプロイ用のUSBが別のキーで作成されている場合、下記のメッセージが発生しイメージの更新ができない場合があります。
この場合、一度イメージファイルをローカルなどに保管頂くか、対象のイメージの入ったデプロイ用ののUSBを一度取り外します。すると、自動検出されたプロダクトキーが表示されますので、デスクトップ等にコピーしたイメージまたは再度イメージファイルの入ったUSBメディアを挿入し、イメージファイルを参照しUSBメディアの更新を行ってください。
注意 2
Deploy Media CreatorとDeploy USBのライセンスやイメージファイルは互換性がありません。
https://actiphyhelp.zendesk.com/hc/ja/articles/34227847414937
また、ActiveImage Protectorで作成したイメージファイルを組み込むこともできません。
各製品で作成したイメージに対し、同製品でデプロイ用USBメディアの作成またはUSBメディアの更新を行ってください。
対象製品
- DeployUSB
- Deploy Media Creator
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