概要
バックアップ対象のディスクが異なるファイルが混在すると、一部のファイルがActiveImage Protectorコンソールの復元ポイントで参照できない現象が発生します。
問題の発生条件
スケジュールの編集で下記いずれかの条件となるイメージが同一フォルダーに存在
- バックアップ対象のディスク数が異なるイメージファイル (disk0とdisk0,disk1 等)
- バックアップ対象が異なるイメージファイル(disk0とdisk1 等)
問題の発生する機能
ActiveImageコンソールからイメージファイルを参照する全ての機能で問題が発生します。
例 ボリューム復元、ファイル復元、イメージ管理、イメージマウント、イメージターゲットサーバー 等
原因
既知の問題です。
回避策
1) イメージエクスプローラーを使用し、バックアップイメージファイルをダブルクリックして中身を参照し復元を行ってください。
2) 以下の手順で、前述の問題の発生条件に該当するイメージセットをフォルダー毎に分けます。
例えば、下記の様なバックアップイメージが保存先に作成されているとします。
H:\t350guest\b9448\restoretest\e8684c84-50a8-4c0e-bec3-ebf1f678fc2c_WIN-HMMU7T77TAM のディレクトリ
2025/03/25 10:28 1,482,162,176 E8684C84-50A8-4C0E-BEC3-EBF1F678FC2C_6430315F30303030315F6930303030302D3030303030.aiv → E:(disk1)のみのイメージ
2025/03/25 10:34 1,720,188,928 E8684C84-50A8-4C0E-BEC3-EBF1F678FC2C_6D645F30303030325F6930303030302D3030303030.aiv → E:(disk1),F:(disk2),G:(disk3)のイメージ
この場合、参照できるのは古いイメージファイルのみです。
上記の構成で、古いタイムスタンプのベースイメージファイルを移動します。増分ファイル(拡張子.aii)を作成している場合は、ベースと紐づいているすべてを移動します。
H:\t350guest\b9448\restoretest のディレクトリ
2025/03/25 10:28 1,482,162,176 E8684C84-50A8-4C0E-BEC3-EBF1F678FC2C_6430315F30303030315F6930303030302D3030303030.aiv → E:(disk1)のみのイメージ
H:\t350guest\b9448\restoretest\e8684c84-50a8-4c0e-bec3-ebf1f678fc2c_WIN-HMMU7T77TAM のディレクトリ
2025/03/25 10:34 1,720,188,928 E8684C84-50A8-4C0E-BEC3-EBF1F678FC2C_6D645F30303030325F6930303030302D3030303030.aiv → E:(disk1),F:(disk2),G:(disk3)のイメージ
この操作を行うと、ActiveImageコンソールを使用し、移動後の階層のフォルダーを指定すると目的のバックアップデータの全てをAIPコンソールから参照することが可能になります。
増分ファイルを作成している場合は、増分ファイル(.aiiファイル)も同じフォルダーに移動してください。
この回避策を実施する場合、最新のイメージはスケジュール運用の影響を受けるため、古い世代のイメージファイルを移動することを推奨します。
この問題は今後のバージョンで修正予定です。
対象製品
- ActiveImage Protector 2022
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