概要
保有ポリシーを有効にして特定数のイメージだけを保存先に残したい、もしくは保存先のひっ迫を防ぎたい場合は下記のバックアップスケジュール例をご参照ください。
【スケジュール】
日曜日にフル、それ以外の曜日を増分とした一般的な週次バックアップスケジュールを例にしています(保有ポリシー以外はデフォルトの状態です)。
[保存するイメージの世代数を2世代とした場合]
6/1(日) ~ 6/7(土)のバックアップ …1世代(7日分)
6/8(日) ~ 6/14(土)のバックアップ …2世代(7日分)
6/15(日)に3世代目のフルバックアップが作成されると、6/1~6/7の1世代目(7日分)が削除され以下のイメージが保存先に残ります。
6/8 (日)~ 6/14(土)のバックアップ …1世代(7日分)
6/15(日)のバックアップ …2世代(1日分)
↓
6/15のフルバックアップ完了前までは14日分が残り、フルバックアップ完了後は8日分が残ります。
[保存するイメージの世代数を3世代とした場合]
6/1 (日)~ 6/7(土)のバックアップ …1世代(7日分)
6/8 (日)~ 6/14(土)のバックアップ …2世代(7日分)
6/15(日)~ 6/21(土)のバックアップ …3世代(7日分)
6/22(日)に4世代目のフルバックアップが作成されると、6/1~6/7の1世代目(7日分)が削除され以下のイメージが保存先に残ります。
6/8 (日)~ 6/14(土)のバックアップ …1世代(7日分)
6/15(日)~ 6/21(土)のバックアップ …2世代(7日分)
6/22(日)のバックアップ …3世代(1日分)
↓
6/22のフルバックアップ完了前までは21日分が残り、フルバックアップ完了後は15日分が残ります。
【「新世代作成前に旧世代を削除する」を有効にした場合のメリットとデメリット】
保有ポリシーを有効にした際、「新世代作成前に旧世代を削除する」という項目が選択可能になりますが、こちらを使用した場合のメリットとデメリットは以下の通りです。
[メリット]
新世代のフルイメージが保存先に作成される前にあらかじめ旧世代を削除するため、保存先の容量に余裕がない場合は空きを確保してから新世代のフルイメージを作成します。
[デメリット]
フルバックアップのタスクが実行されたタイミングで旧世代のイメージを削除する為、仮にエラーによってフルバックアップが正常に作成されなかった場合は、次のフルバックアップが行われるまで復元に使用可能なイメージが1世代分少なくなります。
【保有ポリシーが動作しないバックアップ例】
初回のみフルバックアップで以降は増分バックアップを繰り返す永久増分のスケジュールでは、新たなフルイメージを作成しない関係で世代数が増えず、保有ポリシーによる旧世代のイメージは削除されません。
古いイメージを自動的に削除するには、定期的なフルバックアップが必要です。
また、週次バックアップは行わずシステムのシャットダウン/再起動によるイベントバックアップのみの「ベースと増分」でスケジュールを作成した場合も、初回のバックアップはフルですがそれ以降は増分バックアップとなり動作としては永久増分と同じになるため、保有ポリシーによるイメージの削除は行われないためご注意ください。
世代の数え方の詳細については以下のナレッジをご参照ください。
保有ポリシーを有効にした場合のイメージの世代の数え方
https://actiphyhelp.zendesk.com/hc/ja/articles/47530849270553
対象製品
- ActiveImage Protector 2018
- ActiveImage Protector 2022
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